岐阜市加納地区で継承されている「お田植え踊り」は、江戸時代の中期(文化文政時代)に始まったと伝えられる民俗芸能です。

 明治維新後に途絶えた後、昭和5年頃に復活して継承されましたが、先の第2次世界大戦(昭和20年)後、再び途絶えました。

 その後、昭和53年に加納の歴史や文化を伝えるために加納地区の有志によって設立された「中山道加納宿文化保存会」の研究によって、平成元年の中山道まつりの際に復活し、以後加納小学校の歴代の児童たちによって受け継がれ今日まで35年にわたり継承されてきました。

 光国寺の大寶住職夫人(故人)が日舞・花柳流の名取であったため、復活に際して「お田植え踊り」の舞指導を引き受けて下さり、小学校で毎年指導をいただきました。現在、その後継者として同じく花柳流の名取の娘様が指導に尽力頂いております。また、作曲は、桐竹会岐阜市部の雅楽奏者が担われたと伝わります。

 今回、そうした経緯と30年以上継承されている点が評価され、表彰となりました。今後の励みとなります。